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2021/05/19 15:45

11月27日(金)は一粒万倍日です。
 “一粒万倍”とは、ひと粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味で、
この一粒万倍日は昔から何事をはじめるのにも良い日とされていて、とくに仕事はじめ、開店や開業、種まき、お金を出すこと、
新しい物事をはじめる等に吉で最適な日といわれています。

いわゆる開運の日です。反対に“不成就日” という何事も成就しない日といわれ、凶とされている日もあります。
どれも、暦という日(カレンダー)にあてられているものです。

これは862年に中国から伝わってきた宣明暦から、天地明察で有名な1685年に日本独自でつくられた貞享暦と、
いずれも月と太陽の動きで決められた「太陽太陰暦」というものでした。

明治時代になり、月や太陽の動きは無視された西洋の暦が入ってくるまでは…。

今では旧暦といわれる、月と太陽の動きで日をとる太陽太陰暦、陰陽五行の自然エネルギーバランスによって氣をとる
一粒万倍日や不成就日、その他にも開運日などといわれるものを大切にして生きてきた先人の暮らしから、
今あらためて学び見直すところがたくさんありそうです。
宇宙や自然の動きと共存する人のあり方など、歴史や風習から未来へのヒントが見つけられそうですね。

余談ですが「月」の動きやリズムは、「運」と深い関係があります。
運のことを「ツキ」と言いますよね。この話はまたいつかで!