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2021/10/27 22:08
個人インポーターの独り言 (プロローグ②)
日本に未入荷のワインを探そうとしたら意外と簡単に見つかる。
何故なら日本に輸入され
ているワインは世界中の生産銘柄の20%ほどで探そうと思えば沢山ある。
しかし、特殊なワインは探そうとしてもみつからない、そんな【特殊なワイン】に僕は目をつけた。
探そうとしても中々見つけられず、世界中のインポーターが目に付けず、価値のあるそんなワインはないものか。
そのヒントは意外にも日本にあった。神社である。
年始のお参りで行った神社の入口に堂々と奉納された樽酒……
『これだ!』
奉納ワインはあるのだろうか、どんな味なのか、醸造レシピに違いがあるのか……
そもそも奉納ワインはあるのか?
そこから始まった僕と【特殊なワイン】との出会い。
【様々な困難の先にあった素晴らしい出会い】これを話すとなると半日は語れる位に沢山の論文や知識の追求、出会いや困難を経て入手した【宝】を簡単に紹介しようと思う。
最近では日本でもよく見かけるオーガニックワイン。
オーガニックワインは総称で各カテゴリーに有機栽培無農薬ワインや自然農法ナチュラルワイン、暦や月の動きや思想を取り入れたビオディナミワイン、ビオロジックワインがある。
ただ日本にはこの4つしか入ってきていない。僕の取り扱っている【特殊なワイン】はこれらではない。
【特殊なワインその①】
A ビオディスペルワイン(奉納ワイン)
B ディスペルロード(奉納後のワイン)
A ビオディスペル
主に教会や大聖堂への奉納用に設計された『神への捧げもの』として特別な製法で造られ
たワインです。
その製法はビオディナミである事が前提でさらに神官又は僧侶により、葡萄の栽培に関わる道具や人や畑、そして醸造に必要な全ての道具や人・工程に【祈り】が捧げられているワインとなります。
『一口のワインは』守護天使に捧げ、『全てのワインは』神に捧げられる。
B ディスペルロード
Aのビオディスペルが奉納用であるならばディスペルロードは『奉納後』のワインでビオディスペルの最終形態である。
名前の由来は『日々の祈り・道標となれ』という意味があり、聖堂や教会・修道院にて毎日『祈り』を聞いたこのワインは神格化されたワインであるということになります。
実はまだまだ『特殊なワイン』はある。
今回はこのくらいにしておこう(笑)