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2021/06/08 20:43

食事を始めるときに「いただきます」と言いますが、この言葉は日本ならではだそうです。

なので、何度か外国の友人から「いただきますとは、何ですか?」とか「これは神に対する祈りですか?」など聞かれることがありました。

そんな時に伝えるのは、肉や魚、米や野菜に果物など、食べるものすべてに“いのち”があり、僕たち人間はその“いのち”を食べることで生きているので、

「あなたの“いのち”を、私の“いのち”にさせていただきます」

と感謝を込めて言葉にしているということです。
その“いのち”の食材を作ってくれたり手に入れてくれたり、運び届けてくれたり、加工や料理をしてくれたりと、たくさんの人たちが自分の“いのち”の一部である時間と氣持ちを使ってくれていることにも感謝が込められています。

また、いのちへの感謝という形や数字では表せないエネルギーが、心の栄養となり僕たちの“いのち”にもなっていると感じます。
すべてに感謝をすることで、すべてはつながっていることだと感じ、当たり前のことが有り難いことだと氣づきます。

「いただきます」という言葉には実際に食べるものだけでなく、自然環境に対してや、人の心の在り方、この先の未来へもつながる“いのち”の巡りが込められていると思います。