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2021/05/19 08:45
宍喰の町から、山奥の久尾へ車を走らせている時、 道沿いの田んぼを眺めるのが好きです。
この時期は雨も多く、雷が落ちることもありますが、僕は雷が響くと嬉しくなります。
昔から稲妻や雷が落ちると、稲がよく育つと言われているからです。
そのことから稲の妻で「稲妻(いなづま)」。ちなみに“つま”というのは、妻に限らず共に在るものを
意味していて、夫も“つま”と呼んでいたそうです。
お刺身の“つま”(大根)もまたしかり。また、「雨」に「田」で「雷(かみなり)」と書きますが、古くから雷は神さまが鳴らしていると考えられていたので「神鳴り(かみなり)」とも言われています。
なぜ雷で稲がよく育つと言われるかは、土づくりでいう「窒素の固定化」の話です。自然界で空氣中の
窒素を固定化できるのは、雷という超高電圧が空氣中を走り雨に溶けて土に落ちるか、大豆や
クローバーなどマメ科の植物の根っこにできる、根粒菌という微生物の働きという二通りだけだそうです。
まさに神さまが鳴らしている神業です!
余談ですが、我が家の神さまはとってもとっても愛している妻です。
そんな妻からの雷は落ちないように心がけています(笑)いつもありがとう!