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2021/05/19 09:30
夏の風物詩のひとつといえばスイカ!今日は僕も大好物のスイカの話です。
スイカは緑色の玉に黒い縞模様が特徴で、派手で目立つ存在です。この派手な姿は原種で ある昔のスイカには無かったのですが、実は自ずから変化して縞模様になったそうです。
スイカの原産は熱帯アフリカの砂漠地帯で、なかなか雨が降らない砂漠地帯では、どこか 新しい環境の良い場所に種子を分散した方が種を存続させ子孫を残す可能性が増えます。 そこでスイカは空からでも鳥が見つけやすいように、自ずからの変異で目立つ縞模様とな り、鳥たちに食べてもらい、遠くの場所へ種が混じった糞(ふん)で分布域を広めました。 スイカの中心が甘くなっているのも中心まで食べてもらい、より多くの種を飲み込んでも らうためです。
水分が多いのも水が不足な砂漠地帯で彼らを呼び寄せるために発達させてきた特性です。
種をつなぎ子孫を残すために自ずから変化していったスイカはすごいです。
命をつなぎ続けるための自然界の営みには、いつも驚きと同時に多くの氣付きがあります。