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2021/05/26 17:54
満月にちなんだワインの話です。
オーガニックワインとひとくくりに呼ばれているワインには、いくつかの種類があります。
その中のひとつに「ビオディスペル・ワイン」といい、別名「聖なるワイン」と呼ばれる大変希少な幻のワインがあります。
一般市場ではほぼ販売されていないもので、実はこのビオディスペルワインと満月は深〜い関係があるのです。
当店でも人氣のアルゼンチン・メンデューサ地方にある「サンタジュリア」というワイナリーを営むリカルドール氏にお話を伺いました。
(*シニアソムリエ木村さん、コンタクト取っていただきありがとうございます!)
ここでは、ブドウの収穫はすべて手摘みで、トラクターやベルトコンベアなど機械は一切使わず、すべて手作業で造っているのですが、それだけではなく「ビオディスペル」製法で造るワインは、単にオーガニック農法なだけではありません。
月の満ち欠けや、日本の暦の六輝(大安や仏滅など)、時の刻(丑三つ時や子の刻)のように、天体の運行に合わせた農法や、日取りや時間に基づき、葡萄の栽培・収穫からワインの完成までを行っています。
更に、満月を中心とした 3 日間、月の女神と豊穣の女神にお供え物をして、神官三人(神父、僧侶)と生産に携わる全員で祈りを捧げているワインなのです。そのワインは大聖堂へ奉納するための特別なものです。
神聖な浄化の祈りによって邪気を払い、解毒や解呪、そして生命エネルギー(氣)を覚醒させる「完全なる葡萄酒」へと神格化しているワインがビオディスペルなのです。
美味しいだけでなく、エネルギー溢れるこのワインには、まるで大自然や宇宙が詰め込まれていると言っても過言ではないでしょう!
皆さんも月を眺めながら一杯いかがですか。