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2021/05/19 11:00

「鈴が峰、あなたは全て見てきたんですね。この日本を、そして故郷海陽町と愛する家族を守るため命がけで戦った若き方々の姿を。」

75年前のことを想像しながら今日も仕事中、鈴が峰を仰ぎ見て思う。

2年前、僕は沖縄で地獄を知った。ガダルカナル、ルソン島、沖縄、数々の激戦地で戦った日本人がいたことを。

それ以降調べる度、どれほど想像を絶するものだったのか、考えずにはいられない。

そして自分と同じく徳島で育った方々がどんな氣持ちで戦ったのか。

涙が止まらなくなるときがある。今日も目を閉じ語りかける。

「今、徳島は平和ですよ。皆さんのおかげで、遊べ、恋をして、美味しいものを食べ、働くことができ、出逢いに感謝する日々を送れています。この徳島で。」 僕はずっと忘れない。

特攻でこの宍喰から飛び立った若き命をはじめ、数々の英霊の方々が生きた意味を。

これからの75年先までも海陽町が平和でありますように。全てのこと に感謝し、僕は生きていく。 

漆川佳太(現30歳。当店スタッフ)